子宮頸がんは、初期症状がほとんどないのが特徴ですが、ある程度進行すると、次のような症状が現れます。
- 不正出血(生理以外の出血)
- おりものの異常(茶色・褐色・異臭など)
- 性行為時の痛み
- 下腹部痛や腰痛
- 生理不順
- 血便・血尿・頻尿
子宮頚ガンは、進行具合や転移の有無によって、0期からⅣ期のステージに分類されます。
各ステージにおける症状は、下記の通りです。
<0期>
子宮の表面だけにがんがある状態。
<Ⅰ期>
癌が粘膜より下の組織に進み始めたが、まだ子宮頚部だけに留まっている状態。
<Ⅰa期>
癌が粘膜を破ってすぐの状態。(微小浸潤がん)
<Ⅰb期>
癌の浸潤が深くなり、転移の可能性が出てくる状態。
<Ⅱ期>
癌が骨盤内にまで広がっているが、骨盤壁や膣壁の三分の一まで達していない状態。
<Ⅱa期>
癌が膣壁に広がっているが、子宮頚部周囲には広がっていない状態。
<Ⅱb期>
癌が子宮頚部の周囲に広がっているが、骨盤部には達していない状態。
<Ⅲ期>
癌が骨盤部または膣壁の三分の一まで進行した状態。このステージからは手術がほぼ不可能な状態になります。
<Ⅲa期>
癌が膣壁の三分の一以上広がっているが、骨盤壁には達していない状態。
<Ⅲb期>
癌が骨盤壁にまで達し、腎臓と膀胱をつなぐ尿管ががんのために機能しなくなる状態。
<Ⅳ期>
癌が直腸や膀胱まで広がる状態。または子宮から離れた臓器へ転移している状態。末期がん。
<Ⅳa期>
癌が膀胱や直腸の粘膜まで広がっている状態。
<Ⅳb期>
癌が離れた臓器に転移している状態。